
おはようございます、こんにちは、こんばんは!ヨシローです。
目次
はじめに
夏に近づいてくると増えてくるのが
「熱中症」ですよね。
2018年は熱中症で病院に搬送された人数が7万人を超えて、100人以上が亡くなっています。
他人事ではない熱中症。
みなさんは熱中症は屋外で起こるものと思っていませんか?
実は…
熱中症は室内でも起こるんです!
これを知らないと熱中症になって、最悪の場合は死んでしまう可能性だってあります。
室内で熱中症になる
「住宅の温熱性能と居住者の意識(熱中症に関する意識)」調査の結果を発表されました。
現在住んでいる住宅で最近2~3年以内に熱中症になったことがある人はおよそ10%だったんです。
つまり10人に1人は家で熱中症になっているんですよね。多いですよね。
どこで熱中症になったかというと
寝室は28%
居間・食堂は25%
これを見てみると、普段過ごす時間が長い場所で熱中症になっているんですよね。
人生の1/3と言われますから、1日の中でおよそ8時間近くは寝室で過ごすんです。毎日8時間も屋外にずっといることはないですよね!?
屋外よりもリスクがあるといってもいいでしょう。
家の性能が熱中症に関わっている
熱中症の発生場所上位2カ所について、温熱性能が「低」「中」では約3割前後の人が熱中症になっているんです。
しかし、温熱性能が「高」の場合には寝室は1.1%と居間・食堂は8.7%と少なくなっています。
※ここでいう温熱性能は
シングルガラスを温熱性能「低」
ペアガラスを温熱性能「中」
Low-Eペアガラスまたはトリプルガラスを温熱性能「高」
温熱性能が高い家では熱中症になりにくいと結果になっています。
それよりも温熱性能が高い家の人は、熱中症などに関心が高く、きちんと温度管理をしている方が多いのでこのような結果になったと思います。
温熱性能が良くても、エアコンを使用しないとさすがに部屋は暑くなりますよ。
高齢者になるほど熱中症に関心がない
自宅内での熱中症について「心配している」「少し心配している」と危機感を持っている人
年代別
・20代 65.1%
・60代では38%
これでみると若い人たちの方がきちんと危険を認識していますよね。高齢者は「夏は暑いのが当たり前」や「電気代がもったいない」と我慢する傾向があります。
また、高齢者になると実際の温度と体感温度に差がでてしまうので、暑く感じていない人もいます。
自宅内で熱中症になった場合は、発見が遅れるケースもあるので、重症化しやすいです。きちんと危機感をもって過ごしてもらいたいですね。
(出典:旭化成)
熱中症にならないための工夫
温熱性能に関わらず、対策をしておけば 熱中症にならずに済みます!!
今から4つの対策を教えます。
①部屋の温度を測る
先ほど高齢者になると温度感覚が分からなくなってしまうと書きました。
人の温度感覚なんて当てにならないんですよね!
そこで温度計を置いて、数字でチェックすることできちんと熱中症対策が行えます。
エアコン、扇風機を利用
室温が28℃以上になるようでしたら冷房をかけましょう。
温熱性能が高い家では冷房を使用しても電気代が高くなることはありませんよね。
しかし、温熱性能が低いと電気代が高くなるため、出来るだけ我慢してしまう人もいるのではないでしょうか?
そこで冷房28℃設定にして、扇風機もしくはサーキュレーターを使うと良いでしょう。冷房よりも圧倒的に扇風機、サーキュレーターの方が電気代が安いのでおススメです。
ZEHであれば2018年の酷暑の時にエアコンを2台使用していても電気代はこれぐらいです↓
家の購入を検討している方は、ぜひZEHを検討したほうがいいです。
こまめに水分補給
人間は発汗以外にも皮膚及び呼気から水分を失っています。
意識しなくても起こることですので、汗をかいていなくても水分補給は必要となります。
ちなみに体温が1度上昇すると水分が失われる量が増えると言われています。
睡眠をとる
疲労が溜まっている方は熱中症になりやすと言われています。
普段から睡眠不足にならないような生活を心がけるだけでも熱中症になりにくいです。
まとめ
・熱中症は屋内でも起こる
・熱中症になりやすい場所は「寝室」、「居間・台所」である
・家の性能が熱中症に関わっている
・対策をすれば熱中症になりにくい
熱中症を軽く考えずに、きちんと体調管理もしてエアコンなどで対策をしていきたいですね。