おはようございます、こんにちは、こんばんは!ヨシローです。
暖冬と言われていましたが、1月になって最低気温も低い日が続いていますね。
やはり冬は冬ということですね。
さて寒くなってきて皆さんを悩ませるのは、
「風邪」
ですね。
喉が痛い、鼻水がでる、咳がでるなど仕事にも支障がでることがありますよね。
そこで思ったことが…
ZEHに住んだら風邪を引く回数は減っているのか?風邪は引きにくいのか?予防方法は?など疑問があります。
そこで文献を読んでまとめたことを記事にしたいと思います。
ZEHに住むと風邪を引きにくくなる?
2016年12月よりZEH住宅に住んでいます。
2017年からは本格的に24時間暖房を始めて、居室間が2℃以内になるようにしてきました。
その頃より風邪を引きにくくなりました!!
<2019年7月29日追記>
子供が保育園に行くようになってから頻繁に風邪を移されます…こうなってしまっては家の性能は関係ありませんね!
ZEH住宅に住み始めるまではD-roomの賃貸に住んでいました。2004年に建った住宅で、窓は単板ガラスに、アルミサッシでした。
壁も断熱不足で家中が寒かったです。
その記事は→「賃貸時代のこと」
賃貸時代は2~3か月に1回風邪を引いていました。酷いときには仕事を休むこともありましたね。
妻からも「体が弱い人」と言われていました。
それが風邪を引きにくくなっています。間違いなく家によるものが大きいと思います。
ここまでは印象論の話です。
では文献ではどう言われているのでしょうか?
ハワード・ヒューズ医学研究所の田浦学さんによると、
「ライノウイルスに代表される風邪の原因ウイルスに対しては、体を温め、マスクをし、安静に保つことで、免疫機能を賦活することにより感染を予防し、治療にあたっては解熱沈痛剤等の対症療法を併せて行うことが一般的である。
比較的低い上気道の温度を体幹温度に近づけることにより、インターフェロンに代表される抗ウイルス免疫応答を増強し、ライノウイルス感染に対する宿主のウイルス排除機能を高めることを明らかになった」
ここの文献では、上気道の温度を上げることがウィルスを排除することにつながったという内容です。
室温が上がり、暖かい空気を吸い込むことで上気道の温度を上昇させることができます。
寒い室温の家では上気道の温度が低下するため、ウィルス排除機能が低下してしまいます。
現在の家での生活では室温が下がるということはないので、十分に風邪を引きにくくなっていると言えるのではないでしょうか?
風邪で注意することは?
風邪は夏期にはアデノウイルスやエンテロウイルスが流行し、低温、乾燥の冬季にはライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルスが流行します。
風邪の原因の90%はウイルス感染であり、抗生物質が不要です!
厚生労働省は医師向けに、「風邪には抗生物質を処方しない事」を推奨する手引きを示しました。
その理由は、
①風邪のウイルスには抗生物質は効果がないこと
②過度な抗生物質の使用で薬剤耐性菌を増やしてしまうこと
風邪を引いた場合は、栄養と水分を十分に摂って暖かくして休むのが正しい対処法です。
しかし、風邪で医療機関を受診した患者の約6割は効果のない抗生物質が処方されています。
その原因として、4割以上の患者は「抗生物質はウイルスをやっつけるので、風邪やインフルエンザに効果がある」と間違った知識を持っていることにあります。
万一細菌が原因だったら重症化の危険があるとの過度な心配、薬を処方しないと患者が納得せずにヤブ医者扱いされること、処方箋で収入になるなどの理由があります。
これらによって効果のない抗生物質を医療機関が処方している現実があります。
その結果として、抗生物質の多用は薬剤耐性菌を増やす一因になっているのです。
薬剤耐性菌とは、抗生物質にさらされながらも生き残った菌が、その抗生物質に耐えて生き残れるように変化した状態の菌です。
薬の効かない菌が増えることで、患者の命を脅かすことになってしまいます。
抗生物質の常用は、腸内細菌が死んでしまうことで、下痢や免疫力の低下も招きます。
上記のことは注意が必要になります!!!
参考文献
- 田浦学:気道粘膜における防御機構 寒いとなぜ風邪をひくのか:実験医学 34巻13号(2016年)
おわりに
ZEH住宅に住んだことで間違いなく風邪を引きにくくなっていると思います。
僕は電車、バス通勤しています。
公共交通機関を利用することで不特定多数の方と同じ空間で長時間過ごすこととなります。
つまり、常にウィルスに暴露(さらされているということ)されているんです。
風邪を引かないために最も重要なことは予防というのを覚えておいてくださいね!