おはようございます、こんにちは、こんばんは!ヨシローです。
現在は快適な暮らしアドバイザーとして活動しています。
そんな僕はZEH、heat20 G1レベルの家で快適に暮らしています。
ただ一つ、他の家よりも劣っているのが窓なんです。
アルミ樹脂複合サッシを採用しています。
果たしてアルミ樹脂複合サッシを採用して生活にどれくらい悪影響があるのかまとめてみました。
・アルミ樹脂複合サッシを採用している人
・採用を考えている人
・快適な暮らしをしていきたい人
アルミ樹脂複合サッシで生活してみて
家を建てて3年目を迎えています。
これから寒い時期に向けて、きちんと伝えておきたい内容があります。
アルミ樹脂複合サッシを選ぶとヒートショックになるのか?ということです。
我が家はアルミ樹脂複合サッシである「サーモスⅡ-H」を採用しています。
・春の様子↓
・夏の様子↓
・秋の様子↓
・冬の結露の様子↓
結論から言うと…
アルミ樹脂複合サッシでヒートショックにはなりません
低性能窓としてバカにされる
僕自身もブログの中でも何度も「低性能窓」と言っています。
日本では「アルミサッシ」、「アルミ樹脂複合サッシ」、「樹脂サッシ」の3種類のサッシがあります。
断熱性能でいうと
アルミ < アルミ樹脂 < 樹脂
の順番です。
世界各国では樹脂サッシが主流であり、アルミを使用したサッシは日本特有となっています。
最近の高気密高断熱住宅では樹脂サッシを採用しており、少しずつ日本でもシェアを伸ばしていますね。
樹脂サッシを使用している施主や、ハウスメーカーからするとアルミを使用した窓は「低性能窓」と位置づけしているんです。
断熱性能を考えると樹脂サッシよりも劣ってしまうため、低性能窓といわれても仕方ないと思います。
しかし、中には「アルミサッシやアルミ樹脂サッシを使っているとヒートショックになる」や「結露でカビだらけになってアレルギーになる」と言った少し過激な意見も目にします。
果たして本当にヒートショックになるのか?カビだらけになるのか?
どのサッシでも結露はする
結露のおさらいをすると…
結露とは、湿気を含んだ空気が冷やされて、空気中に含まれる湿気が水滴に変わることです。
「内外温度差」と「湿度」がある条件になった時に結露します。ある条件というのが「露点温度」です。
つまり露点温度とは、温度と湿度から結露が発生する表面温度を計算したものです。
外気温が低くなり、窓の表面温度が低くなると結露しやすい環境になります。この窓の表面温度が低くなりにくいのが「樹脂サッシ」です。
ただし、結露は温度だけでなく湿度も関与しているため、湿度が高い(例えば加湿器ガンガン点けている)場合は樹脂サッシでも結露します。
アルミ樹脂複合サッシの場合、表面温度が樹脂サッシよりも低くなるため、結露しやすいんです。
家の室温はトータルの断熱で変わる
熱の流入、損失はほとんど窓からによるものなので、窓の性能が低いと「夏は暑い家」、「冬は寒い家」になりやすいです。
我が家の場合
冬場はエアコンを23.5℃に設定してリビングが22.5℃、洗面所が21.2℃で居室間は1.3℃でした。
2階も2℃以内の温度差のため、1階のエアコンだけで過ごせます。
ヒートショックは居室間が5℃差あるとなると言われているため、2℃以内は問題ないレベルです。
夏場はエアコンを28℃に設定してリビングは25℃ぐらいになります。エアコンの温度設定よりも低くなるのでとても快適です。
窓はアルミ樹脂複合サッシで性能が低くても、天井・壁・床の断熱性能を上げておくことで家の暮らしは快適に近づきます。
YouTubeでも詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
おわりに
アルミ樹脂複合サッシだからヒートショックや、熱中症になるわけではありません。
トータルの断熱性能やエアコンの使い方によってもリスク回避することができます。
樹脂サッシが安価になり、選ぶのが容易になればぜひ採用したほうがより快適な暮らしを送ることができます。
しかし、樹脂サッシを選んだとしても住み心地を良くするのは生活の中での工夫次第だと思います。
僕はアルミ樹脂複合サッシを選ぶ予定の方、選んだ人が少しでも快適な暮らしを送れるように情報発信を続けていきます。
余談ですが
「アルミ樹脂複合サッシを選ぶと死にます」
なんてことはありませんので安心してください。