おはようございます、こんにちは、こんばんは!ヨシローです。
はじめに
冬場に一番恐ろしいこと「ヒートショック」
2018年のヒートショックによる関連死は1万9000人と言われています。
2018年交通事故死が3532人のため、約5倍近くがヒートショック関連により亡くなっている計算になります。(警察庁発表より)
つまり家の中は外よりも危険なんです。
これは家の中が安全!とは言えない状況です。
子供には
「家の中は危ないから外で遊んできなさい」
と言わないといけませんね。
ヒートショックとは?
ヒートショックとは、急激な温度差によって体が受ける影響のことです。暖かい部屋から、寒い浴室、脱衣室、トイレ、屋外などへ移動すると体が温度変化にさらされます。10度以上の変化があると、血圧や脈拍が急激に変動し心臓や血管に負担がかかります。
ひどい場合には心筋梗塞(こうそく)・脳梗塞・脳血管障害(脳卒中)などを引き起こすおそれがあります。めまい、失神、動悸(どうき)といった症状が出ることもあり、入浴中の溺死(できし)や転倒からの死亡例もあります。
冬は寒い脱衣室で服を脱いで冷え切った浴室に入るため、血管が縮んで血圧が急激に上がります。湯船につかればさらに血圧が上昇します。しかし、体が温まると血管が広がり、今度は血圧が下がります。このような血圧の乱高下が心臓に負担をかけるのです。
(引用元 朝日新聞)
ヒートショックを引き起こしている原因として考えられるのは、
・家の断熱性能が低い
・断熱に対して無知、もしくは興味がない
・電気代がかかるから暖房をしない
・トイレ、脱衣所、浴室が寒いのは当たり前
これらを考えると断熱性能もそうですが、一人一人の考え方によってはヒートショックは防げるのかもしれませんね。
そこでみなさんがヒートショックになりそう=ヒートショック予備軍になっていないか調べてみましょう!
ヒートショック危険度をチェックしよう
ヒートショック危険度簡易チェックシート
□ | メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓・肺や気管が悪い等と言われた事がある |
□ | 自宅の浴室に暖房設備がない |
□ | 自宅の脱衣室に暖房設備がない |
□ | 一番風呂に入ることが多いほうだ |
□ | 42度以上の熱い風呂が大好きだ |
□ | 飲酒後に入浴することがある |
□ | 浴槽に入る前のかけ湯をしない、または簡単にすませる |
□ | シャワーやかけ湯は肩や体の中心からかける |
□ | 入浴前に水やお茶など水分をとらない |
□ | 1人暮らしである、または家族に何も言わずにお風呂に入る |
チェックシートの結果
あなたはいくつ当てはまりましたか?
このチェック項目で5個以上当てはまった方は「ヒートショック予備軍」です!
すぐに生活習慣を改めて、暖房器具をONにしてください!
このままでは本当に危険です!!
ちなみに1個でも当てはまる方は注意した方が良いとのことです。
このチェックシートを作成したのはリンナイです。
リンナイは全国約2000人対象に実施したこの調査の結果を発表しています。
それによると、ヒートショック予備軍が最も多いのは「千葉県」「宮崎県」で、約4人に1人がヒートショックになる可能性が高かったんです。
最も少なかったのは「長野県」で予備軍は0%でした。
我が広島県も同率で5位にランクインしています!
18%…めっちゃ多いですね。
男性の健康寿命は全国で30位、女性は46位といずれも下位に低迷しています。この予備軍の調査結果を見てもやっぱりな!という印象です。
最もチェック数が多かった項目は「自宅の脱衣室に暖房設備がない」(50.7%)で、「浴室に暖房設備がない」(48.3%)が続いており、ヒートショック予防が設備面で進んでいないんですね。
浴室暖房機を設置しているのは全体で27.2%でした。
「脱衣所・浴室を暖める」など、ヒートショック対策として何か習慣化している人は18.3%
なんと80%以上の人は日常的な対策をとっていないんです!!!
(引用元 リンナイ)
対策は?
とにかく暖房をつけることです!!!
数十円の電気代をケチってしまって、後遺症が残る脳梗塞や心筋梗塞になりたくありませんよね?
居室間の温度差を5℃以内、お湯の温度は41℃以下を徹底しましょう!
そうはいってもすぐに始めれない方向けの対策としては予防体操があります。
①脱衣室で下着になる
②両手をおへその上に置いて、お腹を膨らませながら鼻から3秒で息を吸う。
③口から5秒で息を吐く。②~③を5回繰り返す。
④浴室にはいって下着を脱ぐ。
以上を行ってください。
腹式呼吸は血圧を安定させる作用があるので裸になる前に行うことで、ヒートショック予防にもなると考えられます。
また、多少なりとも脱衣室よりも室温が高いので、下着を脱ぐのは浴室の中で行うようにしましょう。
深呼吸だけで完全にヒートショック予防にはなりません!
早急に暖房器具を準備して、暖めるようにしてくださいね。
おわりに
我が家は居室間で1~2℃以内をキープしているため、ヒートショックの危険性は低いと思われます。
しかし、体調や加齢などによりリスクは増加すると思われますので、暖かい家だからと言って油断するのは危険です。
健康で長生きできるように環境面を整え、一人一人が気を付けていきたいですね。
こんばんは
チェックシート、やってみました。
私は3つしか当てはまっていなかったのでとりあえずセーフでした(笑)
新居で暮らし始めてヒートショックなんて他人事だと思っていたのですが、もしエアコンで全館空調風にしなかったとしたら、脱衣室と浴室の暖房のところも当てはまってしまい完全にアウトになるところでした。
エアコンの全館空調はこれからも続けていこうと思います。
兵庫県と広島県、近いのに全然順位が違いますね。
なにが影響してるのでしょうね。
nao2さん、こんばんは!
コメントありがとうございます(^^)
早速チェックしてもらったんですね!笑
全館空調風にしていることで将来のリスク軽減になりますよ!
ヒートショックって暖房だけでなく、年齢が65歳以上や高血圧、糖尿病と診断されているかどうかでもリスクが変わるんですよね。
高断熱住宅に比べて、低断熱住宅では基礎疾患のリスクが増大することを厚労省が発表していました。
断熱と病気、そしてヒートショックと全てが関連づけられていることが証明されたと思います。
長野県が予備軍が少ない理由としては、新築やリフォームで高断熱仕様を選択しているのが8割を超えているんです。全国平均が5割を下回っているので、すごく高い結果だと思うんです。これが要因かなと。
広島が予備軍多い県となっているのは、県民性なのかなと。保守的な県なので変化を嫌う傾向があります。勝手な想像です。笑
長野もそうですが、確かに北海道、東北、北陸、甲信越など寒い地域はランキングしていないですね。
寒い地域は家の断熱をはじめ、寒さ対策をきっちりしないと過ごせないということもあるのかもしれないですね。
年末の北海道を旅行してそうなのかなと想像しています。
広島はそんな県民性だったとは知らなかったです。
私の広島の人に対するイメージは県民愛がめちゃめちゃすごい!!っていうイメージです(笑)
長野の場合、2015年から建築業者に一般住宅と高断熱住宅の違いを説明するようにと県が義務化したみたいなんです!
高断熱住宅に住むだけでなく、それらをどうやって生かすのか?と住む人が考えさせるような仕組みがあるんだと思います!!
この内容に関しては記事に追記しておきます!
僕も含めて県民愛が強いことは間違いないです。
ただ保守的な方は固定概念にとらわれてしまって、冬の家は寒いものと思い込んでいる方が多いのもまた事実ですね。広島県だけではないと思いますが(^_^;)笑
長野県、素晴らしい!!
県じゃなくて国で取り組んでほしいくらいの事ですよね。
やはり施策として取り組まないと定着しないですよね。
私の周りの人でも、高気密高断熱住宅に関心がないどころかそういう住宅があることすら知らない人もけっこういます。
知った上で住む人が考えるということが大事だと思います。
その通りですよ!
まだまだ県単位でしか動けてないのは、国の法律などが整備されていないのが原因ですもんね。
中古の安い家を買えばいい!という考えの方も多いですが、断熱のことは知らないという方が多い印象です。
知れば行動も変わります。行動が変われば救われる命もあるので、ブログを通して皆さんに知ってもらえたらいいんですが…